ドライバーの不注意ではなく、明らかに故意があってこちらにぶつかってきたりぶつかることを誘発してきたりする人達を、一般的に「当たり屋」と呼びます。
こうした当たり屋は故意での事故でこれを生業としていることもあるため、大変悪質です。
万が一当たり屋にあった場合にはどうしたら良いのか、事前に知っておくことで万が一の時に備えましょう。

理不尽な保険金を支払い

もし当たり屋に遭ってしまった場合にも、相手のペースに飲まれずに警察を呼ぶなどの対応をすることが重要です。
わざと事故を起こして保険金をもらうのが目当てなので、あなたが当たり屋のペースに飲まれるよう相手はいろいろと仕掛けてきます。
場合によっては恫喝まがいのことをしてくる可能性もあります。
しかしそこで怯えて相手の言いなりになってしまうと、理不尽な保険金を支払い続ける可能性も出てきます。
ですので決して相手のペースに飲まれず、通常の交通事故と同じように対処する必要があるのです。

警察に来てもらえれば現場検証などを行うことが出来るため、運が良ければあなたよりも当たり屋の方が過失が多いということが認められるケースもあります。

対処法を日頃から覚えておこう

ただ現場を見ていたわけではないため、どちらが本当に正しいかというのを100%立証することは難しいのが現状です。
そのため多くの場合は、保険金示談に進むことになります。
保険屋に任せておけば安心だと思うかもしれませんが、相手が当たり屋である場合、相手が利用している保険屋もかなり示談に慣れていてあちらのペースに飲まれてしまう可能性があります。
そうならないためにも、弁護士など法的な対応をしてくれるような人を予め味方につけて依頼しておくのも良いかもしれません。

当たり屋は自分からぶつかってくるどうしようもなく悪質な存在のため、どんなに気をつけていても自分だけでは防ぐことができないのです。
ですからせめて、万が一当たり屋に遭ってしまった場合の対処法を日頃から覚えておくことで身を守るようにしましょう。