自分は普通にしていたつもりでも、相手の車の危険運転によって車に轢かれてしまい、更にひき逃げに遭ってしまったという悲しい経験をしたことがある人も少なくないはずです。
ひき逃げは犯人が逃げてしまっているので手がかりがなければ泣き寝入りするしかなく、心身ともに深い傷を負ってしまう出来事です。

現行犯逮捕することが望ましい

もし、万が一自分がひき逃げに遭ってしまったら、泣き寝入りしないためにはどうしたら良いのでしょうか。
まずいちばん重要なのは、「車種」「車の色」「車のナンバー」を覚えておくことです。
車に轢かれたというだけで大変なのでそんな余裕ないかもしれませんが、それがなければ犯人を捕まえることができなくなってしまいます。
まずは冷静になってそれら3つを覚えるなり、メモを取るなり、携帯で写真を撮るなり、何かしら手がかりを残しておくことに専念しましょう。
そうして手がかりを得ることができたら、すぐに警察に電話をしましょう。
110番でひき逃げをされたことを伝えれば、必ずすぐに駆けつけてくれるはずです。
ひき逃げの犯人はできるだけ現行犯逮捕することが望ましいので、警察も迅速に動いてくれるはずです。

犯人が見つからなかった場合

そうしてすべてを警察に任せたら、後は犯人が捕まるのを待って自分は病院に行きましょう。
場合によってはあなたを病院に連れて行くためのパトカーも駆けつけてくれるかもしれませんので、その時は警察の方に病院に連れて行ってもらいましょう。
落ち着いたら事情を聞かれるか、もしくは犯人が見つかったら連絡をもらうようになるかです。

しかしどうしても犯人が見つからなかった場合、政府でひき逃げの被害者を救済するための保険金を用意していますので、それに申請するのがよいでしょう。
ひき逃げ犯から損害賠償を受けることができなかった人のために、被害者が自分で申請して損害賠償金を受け取ることが出来る制度があります。
もし万が一ひき逃げ犯が見つからないままになってしまった場合は、こうした制度を利用してせめて損害賠償金だけでも受け取るなどの方法を選ぶと良いでしょう。
犯人が捕まらないことへの憤りはおさまらないとは思いますが、病院に通ったお金をこうしてもらうことができるのであれば、活用しておくのが賢明です。