自宅の駐車場やお店の駐車場など、車を出し入れする機会の多い駐車場。
お店の場合は多くの人が同じタイミングで駐車場を運転していることもしばしばあるので、衝突事故を起こしてしまう可能性もあります。
また駐車場の備品にぶつけてしまって、破損させてしまうという事故が起きる可能性もあります。

小さな接触事故でも警察を

もし公道ではなく駐車場で事故を起こしてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。
駐車場での事故はよほどのことがなければ大きな衝突事故と言うよりは、小さな接触事故であったり物損事故などが主だと思います。
小さな接触で、しかも公道ではないからと思って警察を呼ばずに済ませてしまう人も多くいますが、必ず警察を呼ぶようにしましょう。
警察を呼ぶことで事故が起きた時の状況が客観的な資料となって残りますので、後からどちらかがごねて片方に不満が残る、明らかにおかしな状況になってしまうのを防ぐことが出来ます。

小さな事故で警察に通報しないとなると、事故を起こされた相手はいくらでもゴネることが出来ます。
ちょっとしかぶつかっていなかったはずなのにあっちもぶつかっていたこっちも塗装が剥げていたと、あることないこと言ってくる可能性も考えられなくはないのです。
こうした状況を防ぐためにも、ぶつけた側としてはできれば丸く収めたいとは思うでしょうが、しっかり警察を呼ぶようにして下さい。
その時大丈夫だろうと思ったり警察を呼びたくないからという理由でお互いの連絡先交換だけで済ませてしまうと、後々になって警察を呼ぶよりも辛い状況になってしまう可能性もありえるのです。

備品を壊したら、まず駐車場のオーナーに

また駐車場の備品などを壊してしまったという場合は、まず駐車場のオーナーを呼びましょう。
相手がいないからと思ってそのまま逃げたくなる気持ちもわからないではありませんが、駐車場には大体防犯カメラがついていて、後から誰が壊したかというのがわかってしまいます。
後から黙って帰ったとなるとひき逃げと一緒で悪質だと判断されてしまう可能性もあります。
ですから、物損事故を起こしてしまった場合も決してその場から逃げたりせずに、きちんと駐車場の管理者の方に連絡をするようにしましょう。

事故を起こした時、人は誰でも逃げたいと思うものですが、逃げて事態が解決することはなく、むしろ悪化する一方です。
起こしてしまった事故を最小限に留めるためにも、その場で適切な対応をするように心がけましょう。