バイクは転倒時の危険が大きい

車と違い、バイクは転倒するとライダーは地面に投げ出され、衝撃は大きいです。
怪我や骨折、ときには命に関わる危険にあうようなこともあり、事故を起こすとライダーの身に危険が迫ります。

ライダーは、運転するときはヘルメットを被り頭部を守りますが、それ以外にもプロテクターの着用が可能です。
足や腕、胸部や背骨などをプロテクターによって守ることができ、転倒時の衝撃を和らげ、命の危険を減らします。

交通事故で死亡しないためにも、プロテクター着用は必須と言えるでしょう。
最近はエアーバックジャケットもあり、これは転倒時に膨らんで、車のエアバックのように、衝撃を和らげます。

プロテクターの種類

・エアーバックジャケット

ジャケットにエアバックが装備されており、小型の空気ボンベを一緒に装備します。
ジャケットを着て空気ボンベを装備したら、ボンベの紐を、バイクのハンドルなどに取り付けます。
ライダーが転倒し、紐が引っ張られることにより、空気ボンベが作動し、一気にエアーを送り、エアバックが展開される仕組みです。
このような仕組みによって、ライダーを転倒事故から守ります。
ただし、紐が外れないような、小さい事故だと、エアバックが作動しない可能性が高いです。

・インナープロテクター

ジャケットの内側に取り付け装備するタイプのプロテクターです。
ジャケットを着る前に、体に取り付け固定し、その上からジャケットを着ます。
自分の体のサイズに合わせやすく、機動性を確保できるプロテクターです・

・アウタープロテクター

ジャケットやズボンを履いた上から取り付けるプロテクターです。
衣類を着た後に取り付けるので、多くの部位に装備できます。
膝や肘、足、お腹、背中、肩など、転倒してぶつけると危険な部位には、どの場所でも装備でき、それぞれの部位用のプロテクターがあります。
装着しやすく、取り外しやすいプロテクターです。

部位別プロテクター

・胸部ブロテクター

バイクの死亡事故で多いのが、胸部破損です。
頭部が50%を占めており、次に胸部が30%を占めます。
こうしたデータがあるので、胸部プロテクターは、メーカーが積極的に開発しています。
ウェアを選ばずに装着できるタイプ、女性用などもあり、自分の体型に合わせて選べます。
装着しても、邪魔にならないので、バイクに乗るときは、装備すると良いでしょう。

・脊椎プロテクター

脊椎も、事故によって損傷すると、命の危険を伴います。
仮に命が助かったとしても、半身不随になる可能性があり、こちらも胸部と合わせて装備して、守ると良いでしょう。
バイクで転倒し投げ出されると、胸部も脊柱も無防備になります。
最近では、胸部と脊柱の両方を守る一体型のプロテクターもあり、さらにジャケット内蔵型、個別型などもあります。