日頃から私達は運転に注意をしていたとしても、子供が道路に飛びだして事故を起こすことは想定出来る問題です。
バイクに乗っている人たちも急に飛びだして来たらとても対処出来る問題ではないと匙を投げてしまうのかもしれないですよね。

そして急に道路に飛びだしてきた子供が悪いと考える親御さんもいるでしょう。
しかし、バイクに乗っている人たちなどは、このような事態が起こることを想定して運転をしなければなりません。

見通しの悪い道路こそ、いつ何が飛びだしてもいいように万全の運転をしていかなければなりません。
子供さんが急に飛びだして来たとしても、運転している人たちに責任が大きく問われることになります。

あまりにも殺伐として事件が多いから

今、日々のニュースでは殺人事件がない日がありませんよね。
そして、どの事件を見ても殺伐とした事件ばかりで、思わず目を伏せたいと思ってしまうことでしょう。

そして交通事故に目を向ければ、案外最近は子供の道路飛び出しの事故は減ってきたかなとも思ってしまうのではないでしょうか。
ここ数年は厳罰化の傾向で交通事故は間違いなく減少化したとも言われています。
しかし悲惨な交通事故がなくなった訳ではありませんし、日常的な道路においても、子供の飛び出しによって目を伏せたくなるような悲惨な事故が起こっているのです。

住宅街の比較的幅の狭い道路に要注意

特に子供さんに目を向けた場合、住宅街の比較的幅の狭い道路に注意をしてください。
歩道のない道路において、塀の陰、停止している車の陰から子供さんは飛び出して来ます。

子供さんが悪いことは悪いのですが、加害者に対して、過失を8割、9割程度求められることになりますので、子供さんが急に飛びだして来たという言い訳を主張することなどそれ程出来ないのです。
歩道のない道路で、塀の陰や駐車中の車の陰から子供さんは飛びだしてくるもの、だからバイクに乗っている人たちも、のろま扱いされる程スロースピードで慎重に走り続けていかなければなりません。

子供さんは飛びだして来るものと考える

もちろん子供さんの親御さんも、子供をしっかり守る・監視するモチベーションは持たなければ駄目です。
それでも回避出来ないリスクをバイクに乗る人たちは背負い、慎重に運転をしていかなければなりません。

データでは子供さんが歩行中に起こした交通事故のうち、12歳までで6割強が飛び出しによるものです。
低年齢よりも7~12歳の子供さんの事故率が高く、それはより子供さんが行動的になるからです。

13歳以降になればそり率は大幅に減少して行きます。
子供さん自身も事故のリスクを理解する為です。
それまでの子供さんは自分に関心の高い事柄が目にあれば、他の物事などは視界からすべて消え去ってしまうのです。