玉突き事故も頻繁にニュースなどで目撃する事故です。
自分だけはそのような事故を起こさないと思っているものの、対策・予防はしっかり取られているでしょうか。

追突事故はどうして起こるのか

実際に追突事故を起こす率は、乗用車同士が全体の66%を占めています。
次ぎは乗用車とトラックの組み合わせで、大型トラックが関与する事故は6%と少ない数値を表しています。

バイクの人たちだから安心出来ると言う問題ではなく、車を運転している人たちは、それぞれが追突事故に対しての予防対策を取り慎重に向きあう必要があります。

そして追突事故の場合、追突した側はほとんど無傷という皮肉な結果になる率が高いようです。
そして事故を起こすのがどのような人たちかと言えば、高齢者、若い人たちの率が非常に高い結果があります。これは追突事故以外にも同様のケースをあてはめることが出来ます。

そして、信号のない単路において、追突事故が起こるケースが過半数以上と言われています。
60%が信号機のない場所で起こり、残り40%は交差点、交差点付近で起こっています。

運転している人たちが起こすエラー

車を運転している人たちは、追突事故を起こさない為にどのような注意をしていかなければならないかという問題を追求しましょう。
認識とは、対象者を単に見るということだけでなく認識することを指します。
判断・予測とは、対象者を目撃して、次にどのような行動を取るのかまでを予測して操作することを言います。

更に追突事故は操作ミスによって起こることになります。
ただし認識のエラーの段階で既に事故の可能性が起こっています。
そして認識が正しくなくて、正しい判断・予測はあり得ないです。

認識のエラー、そして、細かく分類すればそれを直接的なエラー、運転している人たちの油断を誘発する要因の背景エラーと言うものに分けることが出来ます。

追突事故を起こしている人たちは、認識・判断・予測エラー含めて、この中で三つ程度のエラーを起こして操作エラーに至ると言われていますので、逆に言えば、一度程度ミスを起こした人たちは、三回に至らず事故を防止する方法など見付けることが出来たのではないでしょうか。

判断・予測のエラー

認識出来ていると言うのに、判断・予測のエラーを起こす理由は、先行車が減速するはずないという思いこみ、車間距離が妥当という思いこみ、右折左折はしないだろうという思いこみ、当然すぐに発進するだろう思いこみなどがあるようです。
信号もなくて、単路のため滑らかに車の通りを保てている単路で、追突事故が多く起こる理由は、先行している車は、減速する筈がないという思いこみが出来てしまうからのようです。

その道は実際には単路ではないかもしれません。
中央分離帯の切り下げ、道路沿道施設の出入り口、目立たない分岐点は存在し、減速停止する車も少なくはありません。