交通事故コラム

「つられ右折」とは?

つられ右折に注意

最近では高齢者の運転する車でのトラブルが増えています。
交通ルールを違反してしまうものや運転操作ミスなどが目立ちますがどれも高齢者だけでなく誰もが起こす可能性のあるものです。
事故を起こさないようにするためにもどのようなことが事故の原因になるのかを知っておく必要があります。

新たに問題となっているもののひとつがつられ右折です。
つられ右折というのは右折待ちをしているときに前の車が右折した後何も考えずそのままつられて右折をしてしまうというものであり、状況によっては対向車や横断歩道にいる人とぶつかる危険があります。

つられ右折が起こる原因

右折をするためには右折レーンに入ったり対向車の状況によって一時停止をしたりすることがほとんどです。
一度車が停まることによってドライバーの緊張は解けてしまいます。

そうすると思わず運転から意識が離れてしまい違うことを考えがちです。
この傾向は高齢者になるほど強いといわれています。

ほかのことを考えていると集中力に欠けますし惰性で前の車に続いて走り出してしまうため前方の安全が確認できず走ってしまうのです。
どうしても前の車が進むと安全だと判断してしまい進んでしまいますが実際には必ずしも安全とは限らないのできちんと一時停止をして安全確認をしてから進む必要があります。

特に一車線で右折待ちをする場合には自分が道をふさいでいて後続車両は困っているという気持ちが働きがちです。
そうなるとできるだけ早く右折しなければならないという気持ちが出てきてしまいます。
焦ってしまうことで前の車に続いてできるだけ早く右折しなければならないと思ってしまいながら右折を起こしてしまうのです。

夜間は特に注意

夜になると暗いことで様々なリスクが高まります。
ライトをつけていても光の届く範囲には限りがありますし車やバイクは特に光量が弱いので目立ちにくいです。
そのため右折車両に気付いてもらえずながら右折の被害にあうこともありますし自分自身が右折する際に対向車や人に気づかないこともあります。

そこでバイクもながら右折の被害者にも加害者にもならないようにするためにきちんと気付いてもらいやすいよう目立つ色やリフレクターのついている服装をしたり明るいものを装着したりすることが大切です。
バイクのライトも最近では明るさを変えることができます。
自分自身が見つけてもらいやすくなるのはもちろんですが夜間走行でも明るく走りやすいです。

ただし光量が強くなりすぎると明るすぎて周囲に迷惑をかけることもあります。
走る場所に応じてライトの明るさを調整したりあまりにも明るすぎるものは避けるようにしたりという周囲への配慮は忘れないようにしましょう。