コンビニの駐車場
安全運転講座~自動車編~

気が抜けがちなコンビニ駐車場の事故防止ポイント

コンビニ駐車場は歩行者も車も気が緩む

道路上では慎重な運転を心がけているドライバーでも、つい気が緩んで事故を起こしてしまいがちなのがコンビニの駐車場です。
コンビニ駐車場ではハイスピードで走っているわけではないので、警戒心が薄れてしまい、うっかりとした事故が多いのです。

コンビニ駐車場というのは、歩行者と自動車の通行区分が明確に分けられていないのも特徴です。
歩行者の他にも、大型のトラックや自転車、バイクなどさまざまなタイプの車両が行き来しますので、駐車する際には厳重に気を付けたいものです。
バック時は決して焦らず、通り抜けをする車や歩行者、自転車にも注意しましょう。

また、ドライバーはもちろんのこと、歩行者のほうも十分に気を付けなければなりません。
駐車場というのは死角が多く、特に配送で使われるトラックなどの大型車が駐車していると子供などは特にドライバーから見逃されやすくなります。

コンビニ駐車場での注意点

コンビニ駐車場では死角に注意し、徐行運転をするのが事故を起こさないためのポイントです。
バックしながら駐車する際も、後方に歩行者がいないかどうかを十分に確認し、ゆっくりと車を動かしましょう。

中には、コンビニ駐車場に駐車をする目的ではなくて、ただ単に通りぬけをするために使用する車両などもあります。
このような通り抜けにコンビニ駐車場を使用する車両は、スピードをほとんど落とさないことも多く、大変危険です。
通り抜けにコンビニ駐車場が利用されるのは、信号のある交差点のところにちょうどコンビニがあり、左折しようとしている車が赤信号で止まるのを避けるために通り抜けようとするケースがほとんどです。
ですから、思わぬアクシデントを避けたいのであれば、交差点の角にあるコンビニの利用はやめるようにすることも大切です。
通り抜けをするのは自動車に限らず、バイクや自転車などもスピードを落とさずに通り抜けることがありますので、油断は禁物です。

駐車場は事故が起きやすい場所

保険会社のまとめたデータによると、保険金がおりた交通事故のうちの約30%は駐車場で起きています。
駐車場というのは基本的に私有地にあたりますので、道路交通法の適用を受けず、警察も事故証明書を発行をしないことがあります。
ただし、私有地内と言っても人身事故などを起こした場合には警察に届ける必要があります。
他の車両に衝突したような場合も、届けを出しておかないと報告義務違反となってしまいます。

また、コンビニの駐車場はかなりの交通量がありますので、「公道」とみなされることも多いようです。
駐車場での事故などに関しては、自分が加入している保険を今一度チェックしておくことも必要でしょう。