安全運転講座~ロードバイク編~

自転車のタイヤの空気圧について

ロードバイクに限らず自転車のタイヤに空気を入れることはメンテナンスの基本です。空気を入れることで乗りやすさやパンクの頻度が変わってきます。
安全に自転車を運転するための空気圧について解説します。

適正なタイヤの空気圧とは

タイヤの太さで適正な空気圧は異なりますが、基本的に細いタイヤは高い空気圧、太いタイヤは低い空気圧となります。具体的な数字はタイヤの側面に必ず表示されているので、空気を入れる前にチェックしておきましょう。適正空気圧の範囲を示す数字がかかれているので、その範囲に入るように空気を入れます。
空気圧をオーバーすると、ホイールからタイヤが外れてしまい、中のチューブが破裂してしまう恐れがあり危険です。タイヤやホイールにダメージを与え、使用不可になるかもしれません。また、荒れた路面や高速走行時に跳ねやすくなり危険です。
逆に空気圧が低すぎると地面との抵抗が増えるため、走りが重くなります。さらにタイヤが変形しやすいので、小石や破片をとらえやすく、パンクのリスクが高くなるデメリットも。
安全に走行できるようにタイヤの空気圧は適性を保てるようにしましょう。

空気圧をチェックする頻度

タイヤの空気はパンクしていなくても少しずつ抜けていきます。そのため、定期的に空気圧をチェックしましょう。できれば乗る前にチェックするのがベストです。
一般的に細いタイヤや小径タイヤは空気が抜けやすくなります。タイミングとしては以下の通りです。

  • ロードバイク・・・5日に1度
  • クロスバイク・・・6日に1度
  • ママチャリ・・・1週間に1度

空気圧をまめにチェックすることで、パンクの予防にもなります。

体重で微調整

乗り手の体重によっても適正な空気圧は変わります。一般的に体重が重い場合は空気圧を高めに、軽い場合は少し低めでもかまいません。空気圧が高いとタイヤがつぶれにくくなり抵抗が減るので、走りやすくなります。また、変形しづらくなるのでパンクしづらくなるのもメリットです。一方、空気圧が低めだと地面との抵抗が増えるためブレーキが効きやすく、タイヤが変形して衝撃を吸収してくれるので乗り心地がよくなります。適正な空気圧の範囲で乗り心地を試してみましょう。

正確な空気圧が入れられる空気入れを用意しておく

タイヤの適正空気圧はメーカーによって異なりますが、BARとPSIの2種類があり表記も異なります。そのため、2種類の表記がある空気入れがいいでしょう。
また、自転車の空気を入れる部分(バルブ)も自転車によって形式(米式や仏式がある)が違うため、自分の乗っている自転車がどちらなのか確認しておかないと、空気が入れられない事態になりますので注意が必要です。