安全運転講座~ロードバイク編~

覚えておきたいハンドサイン

ロードバイクに限らず自転車に乗るなら覚えておきたいのが手信号(ハンドサイン)。公道を安全に走るためさまざまな情報を知らせる必要があるからです。
今回は覚えておきたいハンドサインについて紹介します。

曲がる場合

曲がる前に、曲がる方向へ腕を伸ばして合図します。指差してもOKです。路上駐車している車をよけるため、右へ膨らむ場合、後続の自転車や車がわかるように合図しましょう。
反対の手で知らせる場合は、腕を水平方向に伸ばし、肘から先を垂直に上に向けることで曲がるサインとなります。

止まる場合

仲間とツーリングをする場合、重要なハンドサインです。手を斜め下方向に伸ばします。手を後ろに伸ばして手のひらを見せるといいでしょう。
腰の位置にパーをするハンドサインもありますが、実は道路交通法で定められているハンドサインではありません。ロードバイクに乗るサイクリストであれば通用するかもしれませんが、ロードバイクに乗らない人には通用しない恐れがあります。確実に伝えるためにも、手を斜め下方向に伸ばすサインを使うようにしましょう。

注意せよ

路面に段差があったり障害物が落ちていたりする場合、後方に伝えるため注意せよとハンドサインを出します。注意したい箇所の方向に指を指せばOKです。

ハンドサインを出すタイミング

道路交通法では以下のように定められています。

  • 右左折を行う場合は、曲がる30m手前で手信号を示す(交差点の場合は、交差点の30m手前)。
  • 進路変更をする場合は、進路変更をする3秒前
  • 徐行や停止をする場合は、徐行や停止をするときに示す

ハンドサインは余裕があるときに

道路交通法では、ハンドサインは合図を必要とする動作が完了するまで継続することになっていますが、安全運転が優先なので安全に運転できないと判断したら、途中でやめても問題ありません。多くの人はハンドル操作を優先するため、動作に入る前にハンドサインをやめることが多いようです。

ハンドサインの共通認識を持つ

ハンドサインは地域やサイクリングチームによって出し方が異なるため、ロードバイク初心者だとまったく伝わらないこともありえます。このハンドサインが絶対に正しいと思うのではなく、相手にきちんと伝わっているかが重要です。混乱しないように事前にハンドサインの意味を確認しておくようにしましょう。ハンドサインを覚えておいて、安全なサイクリングができるようにしておきたいものです。