交通事故コラム

過信は禁物!スマホのナビアプリによる「誤進入」に注意

便利で人気のあるスマホのナビアプリ

スマートフォンはとても便利で多くの人が日常的に使用しています。
様々なアプリを入れて生活の役に立てるものですが車にカーナビをつけずにスマホアプリでナビを使うという人も多いです。

ナビアプリは道案内に使えるものなので車の運転中だけでなく自転車や徒歩での移動で使っている人もいます。
無料で使えるものが多いですしはじめからインストールされているものもあるので老若男女問わず利用者多数のアプリです。

ナビアプリはとても便利なものですが最近ではトラブルも出てきています。
その中でも多いのがアプリの案内に導かれて進入すべきではない道に入ってしまうというケースです。

ナビアプリで起こりがちなトラブル

ナビアプリが誘導するルートはどれも正しいと思うものです。
しかし実際にはアプリに誘導されるがままに進んだことで起こるトラブルもあります。

その中でも特に多いのが高速道路に進入するケースです。
原付や自転車、歩行者は高速道路に進入することはできません。
しかしナビが誘導するために進入してしまうというケースがここ数年で増えてしまっています。

特に長期休暇になると自転車やツーリングで自宅から離れた場所まで来るという人が多く、そういった人は道路事情を知らずナビに頼るしかありません。
ナビが誘導する道は正しいという認識をしがちですしスマホ画面に集中しがちなので道路標識にも気付かず進み最終的に誤進入をしてしまうのです。

基本的にはナビは正しい道が登録されておりルート設定でも徒歩や自転車での移動を選択すれば進入禁止の道をさけてルート設定をしてくれるようになっています。
しかし道路の中には一部区間のみ進入禁止になっているものもありこのような紛らわしいものはナビで誤って進入禁止の場所を案内されてしまうこともあるのです。

誤進入を予防するためにできること

自転車で移動することはエコですし健康にいいということで自転車移動の人は近年とても増えています。
そのため誤進入対策として国土交通省もナビアプリ提供者に誤ったナビ情報を提供している場合には注意喚起をしていますがまだまだ完全にナビの情報が正しくなっているとは言い切れない状況です。
そこで利用者もナビアプリを利用する際には注意をする必要があります。

アプリを使っていてできる対策としては現地の標識をきちんと確認することしかありません。
通行する前に必ず現地で標識を確認してから道路に入るようにするだけでも誤進入は確実に減らせます。
またナビアプリだけに頼らず事前にインターネットや地図でルート確認と共に道路の確認をして自動車専用道路や進入禁止区間の確認をしておくと安心です。